私のようにWebライティング教育の仕事をしていると、「個人情報を明かすのがコワイ」と言われることがよくあります。
それどころか、家族の反対で運営していたブログを辞めるという人もいました。
大抵は女性です。
ネット上で仕事をして収入を得るのであれば、一定の例外を除いて、なるべくプライバシーをオープンにする方が効果的だし、それをお勧めしています。
例外というのは、隠しておきたい犯罪歴があるか、見つけられたくない人がいる場合、そして問題投稿を行ってしまいやすい人です。
逆の立ち場になると分かると思います。
明け透けオープンな人のサイトと、匿名の名前のみの場合、どっちのサイトに興味や共感を覚え、利用しようと思いますか?
もちろん前者ですよね。
匿名の方が信じられるという人はいないでしょう。
ただし、ブログ運営によるアフィリエイト収入目的の場合は、少し違います。
管理者の詳しいプロフィールが必要不可欠なわけではありません。
趣味や仕事内容ぐらいは入れた方が良いですが、顔写真や実名、居住地、家族、経歴などを伏せておくのも手です。
顔バレがイヤな場合、顔写真はただの定型アイコンより、顔がよく見えない写真にするとか、似顔絵などが良いでしょう。
それでも読者のことを考えれば、全てにおいてなるべくオープンにした方が良いのは間違いありません。
また、オープンにするメリットは事業者にだけあるのではありません。
オープンにした中でネット上で親しくなれる人は、お互いの信用度が高く本当の友人になれる可能性があります。
古い友人とつながれる可能性もあります。
私も中学以来40年ぶりにつながった友人が複数います。
さらには、オープンにしていることから投稿内容に一定の責任感や緊張感が生まれ、質が高まりやすくなります。
私はブログを始めた14年前には個人情報をさらすことにためらいがありました。
どんな被害やイヤなことが起こるだろうかと・・・。
ただ私も独立した身なので、会社に気兼ねする必要はないし、
何より効果を考えて、思い切って公開しました。
ところが、公開してしばらくして意外だったのが、何の反応もないこと(笑)
アクセスも少なければ、コメントも付きません(当時「いいね!」はありません)
そしてその後頑張ってアクセスを多く集めるようになっても驚くほど不利益となるようなことは起こりませんでした。
ネットリスクを専門にしている人が、次のように言っているのを見た事があります。
私は少し違うと思います。
外で看板を掲げたら、そんな人は他にいないから、みんな注目します。
しかし、ネットで個人情報をさらすことは、非常に多くの人が行っているので注目に値しません。
いくらネットリスクの専門家の言葉だからといって、いや、その道の専門家の言葉だからこそ、眉にツバして聞く必要があります。
もう1つの視点として、個人情報をさらすことによって具体的にどういうデメリットがあるかを考えましょう。
デメリットは次の3点に集約されます。
●問題を起こしたときに、被害が一気に広く及ぶ
●資産家、お金持ちなどの場合、空き巣や強盗などを狙われる(私は関係ありません(^o^))
これらがどうしても受け入れられないものであれば、やめた方が良いかもしれません。
逆に、この3点さえリスクコントロールできれば問題ないということになります。
私が個人情報を公開してデメリットを感じないのは、これらの問題が起こってないからと言えるでしょう。
特に女性はナーバスにならざるを得ないことは理解できます。
魔の手が伸びやすいのも事実でしょう。
しかし厳密に言えば何事もゼロリスクにすることは不可能。
生きていること自体、リスクだらけです。
例えるなら、家の外に出たら、
という理由で外に出ないという選択をするのはナンセンスということにも通じると思います。
見ようによっては外出が命がけとも思えますが、リスクとメリットを天秤にかけて、結局誰もが外出を選びます。
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