Webライティングのスキルを高める方法を解説します。
特にただレベルを上げるという次元の話ではなく、
「高収入を稼ぐため」に必要なスキルを磨くためのこと
を詳しく説明します。
必要不可欠なことは、インプット(学ぶこと)とアウトプット(実行すること)の両方を継続的に行うこと。
どちらかだけに偏ってはいけません。
下記の解説は<インプット編>と<アウトプット編>に分かれていますが、まずインプットから順番に行うというのではなく、両方をからめて行うようにしてください。
簡単に言うと初心者の方はインプット主体で、中、上級者の方は、アウトプット主体で行うと良いでしょう。
<インプット編>
1)書籍やブログなどの良い文章を読む
良い文章を読んだことがない人は良い文章を書けません。
また、読書をしない人が、文章を書くのが得意というのは聞いたことがありません。
読書量と書く能力には密接な関係があります。
ぜひ、あなたが好きで魅力的な文章だと思われる方の文章をたくさん読むようにしてください。
書籍でもブログ、ホームページなどでも結構ですが、一番のお勧めは書籍です。
特に紙書籍の場合は、出版社の編集者の校正が入った文章です。
正しい日本語はもちろん、構成、段落、表現すべてにおいて一定のレベルはクリアしていると思って良いでしょう。
これが、ブログ、ホームページ、電子書籍などの場合は、他人の校正が入っていない場合がほとんどです。
本人だけで書いているのが普通ですので、間違いや不適切な部分が多い可能性があります。
ただし、それらは独自の文章そのままなので、かえって魅力的な場合もあります。
編集者は通常無難な表現をしようとするし、出版社によっては、過激な表現がNGな場合も少なくありません。
2)国語や文章作成の本を読む
国語や文章作成の本を読んで学ぶのも重要です。
いくら普段、国語力は問題ないと思っていても、誰しも長年間違って覚えていたことや、勘違いがあるものです。
また国語は生き物のようなもので、絶えず変化しています。
新しい言葉も出てきますし、適切は言葉・表現も変化しています。
文章作成にしても同様で、Webでの書き方は端末機器の変化にも対応しなくてはなりませんし、文章の質や量などの傾向も変わります。
【推奨図書】
吉田裕子著・かんき出版
安藤智子著・秀和システム
山口拓朗著・日本実業出版社
3)セミナーや塾に参加する
実際にセミナーや塾に参加することもお勧めです。
読む「座学」だけではなかなかモチベーションが続かないものです。
専門の講師から指導を受けて刺激を受けることは大変有効です。
最近のセミナーは、講師がただ「教える」、参加者がただ「聞く」だけではなくなっています。
講師の質問に答えたり、ワークをしたり、発表したりなどの活動を通じて、スキルを高めるものが多くなっており、より身につきやすくなっています。
逆にいうと、それを全く行わないセミナーは要注意です。
しかもセミナーや塾は同じ志を持つ参加者と知り合いになれるメリットがあります。
交流することによって、お互いに悩みを相談したり励まし会える仲間ができることは、何よりの財産になります。
そのためにもし懇親会、交流会も開かれるのでしたら、必ず参加されることをお勧めします。
ただ講義を聞くだけとは比較にならないほどの収穫が得られるでしょう。
この点、費用と中味を比較考量して選ぶようにしてください。
【推奨セミナー】
http://wwkentei.com/seminar/
<アウトプット編>
1)SNSにアウトプットする
アウトプットを最も気軽にできるのはツイッターやフェイスブックなどのSNSです。
ツイッターは仮名で投稿できますが、140文字以内の短文投稿ですので、それ以上長い文章には向いていません。
フェイスブックは実名登録が基本なため、投稿に責任を持たなくてはならない分、むしろ良い練習になるでしょう。
フェイスブックは、記事がタイムラインに流れていく性質上、長文は似合いませんが、練習のためと割り切れば良いでしょう。
長文であればあるほど読みやすくするため、改行、行空けをする必要があります。
行空けをするためには、スペースキーを使用します。
フェイスブックの良いところは、「いいね!」や「超いいね!」をはじめ様々なボタンがあるうえ、シェア、コメントなどで、たくさんの反応を取りやすいところです。
この機能が最も充実しているのがフェイスブックです。
ちなみにインスタグラムは、写真主体のSNSですので、まとまった文章の投稿には向いていません。
ラインも基本的にはコミュニケーションツールですので、長文には向いていません。
ですので、保存するためには、ブログなどの別の媒体に記録する必要があります。
2)ブログにアウトプットする
上記1)のSNSに比べて、ブログの大きなメリットは、検索エンジン上に残ることです。
ですから、投稿した記事が特定のキーワードで上位表示すれば、多くの人に見てもらえることができます。
逆にいえば、不用意なことを書くと、それがいつまでも残っているため、いずれ問題になる可能性があるということです。
また、ブログはまとまった文章量の記事が合う媒体ですので、アウトプットの練習としては、最も適切なものです。
コメント欄があるので、反応を見ることもできます。
半年もすれば、以前の記事がいかに稚拙かを感じることがあります。
それを感じられれば、大きな進歩があったと判断できます。
ブログには大きく分けて「無料ブログ」と「ワードプレス」の2種類があります。
それぞれ解説します。
●無料ブログ
無料で利用できるブログには、アメブロ(アメーバブログ)、seesaa、FC2、はてなブログ、ライブドアなどがあります。
最もアクティブユーザーが多いのがアメブロです。
基本的に商用禁止なところが不便なところですが、文章の練習や情報提供には最適です。
コミュニティが充実しているので、投稿のたびに同じユーザーからの一定のアクセスがあります。
アクセス解析が付いていて、総アクセス数やランキング、どこから訪問してきたのか、どのページがどれぐらい読まれているのかなどが分かります。
「いいね!」やコメントも付いているので、反応がわかります。
ただ、単なる練習のためではなく、将来的にそこでアフィリエイトをしたい、何かを売りたいということでしたら、他のブログをお勧めします。
seesaa、FC2、はてなブログ、ライブドアは原則商用利用OKですが、はてなブログはその制約は厳しくなってきています。
いずれにしても無料ブログは無料で利用できる代わりに、その後何が起こっても文句は言えません。
最悪ブログを削除されてもです。
運営方針が変わることもよくあります。
ですから、無料ブログにあまり大きな期待を持つべきではありません。
●ワードプレス
本格的に長期で運営したいのであれば、ワードプレスで作成することをお勧めします。
ワードプレスは世界的に最も利用されているブログシステムです。
自由度が高いのが特徴で、検索エンジン上位表示にも良い対応することができます。
作成のためには無料ブログと違って、少し手間がかかります。
サーバーとドメインを契約して、ワードプレスをサーバーにインストールする必要があります。
これは外注では通常1万円程度でやってもらえます。
また、新規ドメインを取得して投稿しても、最初のうちは検索エンジンに拾われることはなく、自然なアクセスは期待できません。
最初の1~2ヶ月はほとんどアクセスがないことを覚悟しなくてはなりません。
ただ現状、これ以上便利で良いシステムはないので、多少手間がかかってもワードプレスを利用することをお勧めします。
3)ホームページ、アフィリエイトサイトなどにアウトプットする
ブログへの投稿がある意味練習と実践を兼ねているとすると、ホームページやアフィリエイトサイトは、純粋に実践の場ということができます。
ホームページの意味はここでは、ブログよりも正式に、自分や商品を改めて紹介するサイトと思ってください。
ですから、文体も正式なものがそぐいます。
ちなみに、SNSは最もくだけたフレンドリーな文章で良いでしょう。
ブログは”残る”文章である分、表現に配慮した方が無難です。
ホームページ、アフィリエイトサイトともに、その目的がどれだけ達成できるかで、効果を測定することができます。
時には、ABテスト(パターンを変えて効果を測定するテスト)を行うと良いでしょう。
Aパターンの文章とBパターンの文章を作成して1週間ごとに変えて、反応を測定し、良い方を採用することをお勧めします。
4)出版する
出版にも色々な種類、形態がありますが、一般的な紙書籍の商業出版は、Webライティングの1つのゴールでありスタートです。
他に、自費出版や電子出版がありますが、これらはお金と労力さえかければだれでもできるものですので、ここではあくまで紙書籍の商業出版の話をします。
紙書籍の商業出版は、出版社の力にもよりますが、基本的に全国の書店に並ぶものです。
通常、初版分の印税が支払われ、増刷になればその分印税が増えます。
この出版が実現するということは、出版社から内容が面白く売れる可能性が高いとお墨付きをもらったと同じです。
つまりあなたの企画や知識が認められたことになるため、大変喜ばしいことですし、1つのゴールと言っても良いでしょう。
出版に関して最も重要なのは「書く内容」ですが、もちろんライティング力があるに越したことはありません。
編集者はあなたが書いた企画書はもちろん、ブログなども読んで判断するので、内容、ライティング力を総合的に考えて決めるものです。
ただし、同じ商業出版と名乗っていても少し違う形態もあります。
最近増えてるのは、500-1000部ぐらいの買取条件。
これですと、100万円前後の支払いが発生するので、実質お金を払っての出版になります。
商業出版をすると、社会的な信用が得られることになります。
マスメディアなどにも出演しやすくなります。
当然、仕事にも良い影響がありますので、出版は大きな飛躍のスタートとも言えます。
商業出版のように編集者がつく出版では、文章を細かく添削してもらえるので、文章力を磨く良い機会になります。
また、今までの自分の経験や知識を文章化することは、考えをまとめることになり、具体的に言語化する意味でも貴重な作業になります。
また、電子出版のように編集者がつかない出版であっても、経験や知識をまとめることはWebライティング力向上に大いに意味があります。
継続的に行えば、必ず高収入を稼ぐ力が身につきます!
以上、
高収入を稼ぐための「Webライティングスキル上達法」でした。
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