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私がよく行く居酒屋が経営危機となったため、僕が発起人となってクラウドファンディングを始めました。
現在進行中ということもあり、その体験を交えながらお伝えします。
クラウドファンディング(Crowd Funding)とは
クラウドファンディング(Crowd Funding)とは、英語のCrowd(群衆・大衆)とFunding(資金調達)を合わせた造語です。
インターネット上で不特定多数の人から、資金を集める仕組みとして生まれ、年々利用者が増えている新しい資金調達方法です。
例えば、次のようなことで利用されます。
- 何か新しいものを作ったり、サービスを始めたいが資金がない
- イベントを行いたいが、開催資金が足りない
- 問題解決のために新しい仕組みを作りたいが資金がない
今までは銀行などの金融機関や企業などからの融資や自治体の補助金などが、資金調達の主な方法でした。
それだとある程度の資本を持っている事が必要など様々な条件があるため、イチから何かを始める場合には大変ハードルが高いものでした。
クラウドファンディングでは、共感さえ得る事ができれば資産がなくても出資者を得る事ができますし、少額の出資をたくさん集める事で、大きな目標額を達成する事も可能なのです。
当初、日本は欧米と違い寄付の文化がないので、成功しないと言われていました。
しかし、実際には日本でもその支援金額は急増しており、中には1億円を超える案件まで出てきました。
利用目的は、社会的に意味のあること・慈善的であることでなくても構わないのです。
面白そうなこと、
たくさんの人に知ってもらいたいこと
を具体的な行動に移すために利用したっていいのです!
また、クラウドファンディングのメリットは資金調達だけではありません。
次の7つのメリットがあります。
2)テストマーケティング(市場調査)になる
3)予約注文が取れるなどファンや見込み客の開拓になる(販売ルートの開拓)
4)お金以外の応援者や協力者を集められる
5)広くノウハウやアドバイスを得られる
6)メディアの露出が増えPRになる
7)活動を通じて社会的信用を得られる
私が茅ヶ崎の居酒屋を救うために立ち上げたクラウドファンディングですが、既にスタートしており、非常に良いペースで集まってきています。
私が茅ヶ崎の居酒屋を救うために立ち上げたクラウドファンディングですが、非常に良いペースで集まってきています。
様々なタイプのクラウドファンディングがある中、「経営危機の居酒屋を救う」というのは共感を覚えにくいものです。
特に夢があるわけではありませんし、支援に対するリターンも凄く魅力的なものを用意できるわけではありません。
しかも基本的に茅ヶ崎在住の人以外、興味がないことです。
「ただの延命では意味がない」という意見も複数いただきました。
そんな不利な状況でも、5日間で30万円、一時期は目標の3.5倍ものペースで集まりホッとしました。
特に私のようなネット集客の専門家がやるのだから失敗は許されないと思っています。
クラウドファンディングは初めてとは言っても、やはりそこは周りの目は違うし僕にも意地がありますから・・・。(^_^;)
そのため入念に準備しました。
もちろん無償ですが、ホームページやチラシを作り、リターンのアイデアなど全て僕の考えで行いました。
さらに、フェイスブックを通じて頼みやすい知人に直接メッセージで頼みました。
やってみて感じたのが、やはり発起人のやる気や能力によって結果が大きく違うということ。
私は様々な経験があるし、本気でやったので集まった面が大きいです。
中には居酒屋には興味ないが、私のために支援してくれる人も少なからずいます。
ありがたいことです!
クラウドファンディング運営会社はサイトに掲載はしますが、特別宣伝してくれるわけではないため、運営サイトを見たことがきっかけで支援してくれる人は今のところわずかです。
だから基本的に自分とその居酒屋の大将で集めるしかありません。
大きく分けると、常連客は大将に、それ以外を僕が担当したイメージです。
もしあなたが利用するとしたら、次の3つのパターンがあります。
2)新たな画期的サービスを始める
3)知人を助けるため
1)は考えたくはありませんが、最悪は選択肢の1つになりますね。
ただし、あまり特徴がなくて顧客からも受け入れられていないようでは、クラウドファンディングを立ち上げても成功しないでしょう。
今回の居酒屋は24年続いており、常連客からは親しまれていることが大きな追い風になっています。
だから何か顧客のためになっている素晴らしい特長を持つことが重要ですね。
2)は今までだったらただのビジネス。
しかし、応援したくなるようなサービスであれば、支援される可能性があります。
基本的に返す必要のないお金ですから、めちゃめちゃ魅力的ですよね!!
3)は今回の私のパターン。
人のためになるというのは気持ちの良いこと。
自分のためには一生懸命になれないけど、人のためであれば一生懸命になります。。
私は人にモノを頼むというのは苦手であまり出来ない方ですが、人のためであればできます!!
直接メールで支援をお願いするなんて、自分のことだったらできません(笑)
これは、結構人類普遍のことです。
頼まれた方も「せっかく人のために頑張っているんだから」と支援しやすいといえるでしょう。
今回直接連絡でお願いした人の反応は様々なでした。
大きく分けて次の5種類です。
●店に一緒に飲みに行こうと誘ってくれる方
●支援はしてくれないけど応援メッセージをくれたり、シェアしてくれる方
●何も返事が無い方
●支援活動への反対を唱える方
人間性が表れて面白いです。
もちろん私との関係性が対応に表れている部分も大きくあるでしょう。
頼まれた方は、支援内容を評価します。
「支援してあげようか、それともやめようか」などと。そこには私への評価や私との人間関係も考慮に入れられるに違いありません。
ただし、その対応に対して今度は評価される方という事を忘れてはいけませんね。
人事面接で、候補者を評価しているだけでなく、逆に面接官も評価されているのと同じです。
人間関係は鏡と同じ。
支援される人は支援してきた人。
クラウドファンディングは、人間関係を考える意味でも役立ちます!(^o^)
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