アクセス解析基礎のキ!【ヒートマップ分析は時間のムダ!】

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約1915文字 一般的完読時間 3分

よく「SEOは難しい」と言われます。
もしSEOの専門家として人に教えるのを目指すのであれば、難しい面があるのは事実です。
しかし、一般の方が実践で役立てるだけであればそれほど難しいことはありません。

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難しく思われる原因は2つあると思います。

1つは「専門家」が分かりやすく説明できない。
もう1つは「専門家」がよく分かっていない。

だから、SEOの活用が目的であれば誰にでも分かりやすい説明ができないのは、「専門家」の責任ということになります。
数式計算、プログラミング、グーグルの特許、英語力、歴史などは不要なのです。
かくいう僕もこれらはよく分かりません。。(^o^)

さて今回はアクセス解析を行ったことがない方への内容です。

ホームページ集客にどのような問題があるかを知るためにはアクセス解析を分析することは必須です。
「解析」とか「アナリティクス」とか聞くと、難解で面倒なイメージがあるかもしれません。
確かに突き詰めれば非常に奥が深いのですが、簡単に重要な分析ができる方法がありますのでそれをご紹介します。

導入するのはグーグルアナリティクス。

https://www.google.com/analytics/web/?hl=ja

無料で精度の高いデータが取れます。
初めて見る方には、あまりに沢山のデータがありすぎて、何がなにやら分からないと思います。

最も重要なデータが次の3つです。

●トップページの滞在時間
●流入キーワード
●アクセス地域

1つ1つ説明します。

「トップページの滞在時間」は、基本的に長いほど良いものです。
長ければ読まれているということで、SEO上評価されますし、短ければ魅力のないページとして、低い評価になります。

具体的な時間は文章の長さによりますし、動画やマンガなどがあるなしにもよります。
一般的には最低でも1分なくてはいけませんし、3分あれば非常に長い方と言えるでしょう。

「流入キーワード」は、どんなキーワードによって訪問してきているか。
意図したキーワードでどれだけ来ているかや、意図しないないキーワードはどんなものがあるかが分かります。
意図したキーワードでたくさん来ているにも関わらず、問い合わせ(注文)が少なければ、ページの魅力がないか、キーワードとの一致に問題があるかです。

もし意図しないキーワードからたくさん来ている場合は、意外なキーワードで上位表示している可能性が高くなります。
サイトに合うキーワードであれば、ページをそれに適合させて反応が起きやすいように改善することを検討しましょう。

「アクセス地域」は、どの地域の人が見てくれているかです。
店舗ビジネスの場合は地元の人が多いほど濃いアクセスということになります。
もし離れた場所からのアクセスが多い場合は、SEO、又は広告を出していたら広告に問題があるのかもしれません。

また、あなたのサービスに対する興味が地域によって違うことが把握できる場合もあります。
そうであれば原因を調べ、それに対応したサービスに改善することにもつながります。

以上が「アクセス解析を簡単に行う方法」です。

ところでアクセス解析を行ううえで、「ヒートマップ」を利用する人がいます。

「ヒートマップ」とはページのどこがよく見られていてどこが見られていないかを色分けされた画像で判断できるというものです。
結論からいうと「ヒートマップ」分析に意味がないのでやめましょう。^^
また、これを根拠にあれこれ言ってくる「専門家」は何も分かっていないと言って良いでしょう。

「ヒートマップ」には2つの決定的な問題点があります。

1つは、人がどこを見ているか見ていないかなど正確には分からないということ。
基本的にマウスポインタがある場所を「見ている」と判断してますが、ほとんど関係ないでしょう。
マウスポインタと視点は一致していません。
スマホの場合はスクロールの早さでしか推測できず、左右など全く分かりません。

2つめの問題点は、仮にどこが見られているか正確に分かったと仮定しても、それが魅力的だから見られているのか、読みにくかったり理解できなかったりして見られているかが分かりません。
千歩譲ってユーザーが興味を持つコンテンツが分かったにしてもそれは単なる自己満足でしかありません。

いずれにしても、こんな不確かな情報を元にサイトをリニューアルするなど時間の無駄

行うべきは様々な仮説を立てて、配置や文言を変えてABテストをすることです。

テストは最低1週間単位で行わなくてはならず、手間と時間のかかるものではありますが、反応率が何倍も変わることがあるので、面倒がらすに実行することをお勧めします。

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