SEOで決してやってはいけない8つのこと!2017-2018年版

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約5165文字 一般的完読時間 9分

SEOで成功するためにやってはいけないことはたくさんありますが、それは時代やタイミングによって大きく変化しています。
5年以上前のやってはいけない代表格はクローキングといって、読者に見せるものと検索エンジンに知らせるものが違うことでした。

つまり検索エンジンを欺くこと。

しかし、最近ではこの方法はほとんど行われなくなったので、わざわざ取り上げるまでもなくなりました。

それでは現在やってはいけない(禁止事項)重要ポイントは何でしょうか?

「SEOで決してやってはいけない8つのこと」
の2017-2018年バージョンを解説します。

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1)ユーザビリティの悪いサイト

ユーザビリティとは、利用者(ユーザー)の使いやすさのこと。
SEOはグーグルに対してどう対処するかというより、ユーザーにとっていかに魅力的なコンテンツにするかを考えるべきものです。
それはグーグル自体も言及しています。
「ユーザーファースト」で考えるということです。

ですから、ユーザビリティが悪いということはSEO上も悪いということです。

では、具体的にどういうことかというと、次のことが挙げられます。

●読みにくい

文字が読みにくく、ピッチアウト(人差し指と親指で広げる)したり、目をこらさないと読めない

●理解しにくい

書いてある内容や表現が難しいか、説明が下手なため理解しにくい。

●必要な情報がない

求めている必要な情報がない、又はなかなか見つからない。

●表示スピードが遅い

表示スピードが遅く、ストレスを感じる

●行おうとしたことがすぐにできない

電話やメールでの問い合わせなど、行おうとしたことがスムーズにできない。
探しているボタンが見つからなかったり、メールフォームが使いにくいなどで、非常に手間がかかる。

SEOはテクニックが重要のように思われますが、現在のSEOは決してそうではありません。
重要度の比率でいえば、テクニックは2割ぐらいで、あとの8割はいかに魅力的なサイトにするかです。

魅力的なサイトにするには、コンテンツの質と量に並んで、ユーザビリティを優れたものにする必要があります。

2)文字が小さすぎる

上記にも関連しますが、「文字が小さすぎる」サイトは離脱率が高いサイトになります。
ユーザーはファーストビューで、読むことにストレスを感じるサイトと判断するとすぐに離脱して他の読みやすいサイトに逃げてしまいます。

現在では文字が小さすぎるサイトは非常に高い確率であります。
部分的に問題があるのを含めると8割ぐらいのサイトに改善の余地があります。

特に気を付けなくてはならないのがスマートフォンでの見え方です。

PCサイトをそのままスマホに変換した場合、文字が小さくなることがよくあります。
むしろしっかりと最適化しなくては、ほとんどの場合小さくなります。

バナー上の文字はPCでちょうど良くても、そのままではスマホに向きません。
作り替えるべきです。

通常のテキストは、例えばアイフォン7で見た場合、一行に文字を詰めたときに17~22文字がお勧めです。
16文字以下だと強調文字以外は大きすぎますし、23文字以上だと小さすぎます。

ユーザーにしっかり読んでもらえるかどうかは、SEO上極めて重要なポイントです。
改善は決して難しいことではないので、確実に行うようにしましょう。

3)文字数の少ないページを量産する

文字数の少ないページがたくさんあることはSEO上マイナスです。

以前、SEOはコンテンツ量、特にページ数が多い方が良いといわれ、ページ数偏重主義になったことがあります。
しかし、今では1ページ1ページが充実したものであることが求められます
例え、文章の質が変わらなくても、1ページで済むのと多くのページを読まなくてはならないのとでは、1ページで読める方がたくさん読まれます
ユーザーから見ても、前者の方が知りたいことがすぐに分かる良いサイトということになります。

また、非常に多いケースが、ホームページ内にブログを設置して、そのブログの記事が短いものばかりのこと。

ホームページの下部にブログを設置することは良いことですが、ここで使用するブログはホームページの一部であることを意識しなくてはなりません
つまり、このブログで内容が薄いとホームページ全体の内容も薄い評価を受けかねないということです。

ですから、このブログで日々の日常のことをちょっと書くというのは非常に良くないことです。
できるだけ、ホームページの内容に沿った文章を1回1回しっかり書くようにしましょう

もし既に文字数の少ないページがたくさんあるのでしたら次の対応をしてください。

それらページのアクセス解析を見て、ほとんど見られていない場合は、思い切って削除するか、複数のページを統合してください。
もしかなり読まれているのであれば、それは残して文章を追加するなどしてください。

さて、文字数が少ない、多いの目安ですが、内容にもよりますが、最低700文字は必要と思ってください。
しかしこれはあくまで最低です。

質の高ささえしっかり保てるのであれば、3000文字以上書くことが現在のSEOで成功する秘訣です。

4)キーワードを繰り返しすぎる

SEOの成功のためには特定のキーワードで上位表示することが必要不可欠です。

ですから、記事を書くときにどのキーワードでの上位表示を目指すのかを決めるべきです。
そしてそれをタイトルと本文の両方に入れるべきです。

ただし、それを意識しすぎると、どうしてもキーワードを必要以上に書いてしまう傾向があります。

例えば文章の最初をキーワードから始めることを3回以上繰り返したり、代名詞を使うのが適切なのに、わざとキーワードを使用するなどです。
もっと悪いのは、キーワードを全体的に散りばめるために、無理矢理入れ込むことです。

このようなことをすると多くの場合、キーワード出現頻度は5%以上。
ひどい場合は10%以上になります。

そうなると文章として不自然になり、稚拙な印象を持たれることになります。

数年前までは、理想的なキーワード出現頻度は3~5%と言われていましたが、現在ではあまり気にする必要がありません。

自然に読みやすい文章を書いてください。
そのうえでキーワードがほとんど書かれていない場合だけ、少しだけ意識して入れる程度にしてください。

現在上位表示しているサイトのキーワード出現頻度の平均は2~3%ぐらいです。

ともかく、キーワードを意識はするべきですが、自然で質の高い文章を心がけ、繰り返しすぎることがないようにしてください。

5)たくさんの重複コンテンツ

グーグルは重複コンテンツを嫌います。
それは、ユーザーが検索結果をみたときに、同じ記事があっては利便性を損ねるからです。
また、重複コンテンツということは、そのほとんどがオリジナル文章ではないということになり、希少性、重要性が下がります

さらに著作権侵害の疑いも考慮に入れています。

このような理由から重複コンテンツを多く含むサイトや記事はSEO上マイナスになります。

重複コンテンツは、まとめサイトのように、他のサイトを参考にして書いた場合に、起こりやすいものです。
また、例え自分の完全オリジナル文章であっても、それを多くの場所で利用することも重複コンテンツの問題が起こります

では、どれぐらいの程度だとダメなのでしょうか。

他のページからの「パクリ」は完全にダメです。
重複コンテンツにはパクリ、引用、参考の3種類があります。

「パクリ」は「盗用」ですので、著作権侵害などの法律違反の恐れがあり、最も避けなくてはならないものです。

「引用」は、その部分を明らかにして、引用元を明示すれば問題ありません。
ただし、その割合があまり多くてはいけません。

「参考」は、文章そのものではなく考え方(アイデア)を使って、参考にしつつオリジナルの文章を作成するものです。
これは全く問題ありません。

次に自分のサイト内ではどうでしょう?

私はページ数でいえば、必要性があれば2ページ程度は問題ないと考えます。
例えば、トップページとサブページにほぼ同様のコンテンツを入れた方が良い場合があります。
それのほうがユーザーの利便性が高い場合です。
経験上からいっても問題ありません

コンテンツの割合でいえば、最大30%までが許される範囲と思われます。
例えは、ほとんどページの下部に同様のコンテンツを入れた方が良い場合があります。
それが30%程度であれば、ページ全体として、オリジナルティがあると言えます。

ともかく、ユーザーのための重複コンテンツは良いですが、量を稼ぐためとか、手間を省くためにたくさんの重複コンテンツを利用することはいけません。

6)利便性のない誰でも書けるまとめ記事

グーグルはまとめ(キュレーション)記事に対する対策を行い、上位表示しにくいようにしています。

これはなぜかというと、DeNAの健康・医療サイトWELQに端を発した問題で、まとめサイトはオリジナリティが低く、信憑性にも疑問があることがわかったからです。
このような記事はあまりスキルがなくても書けるため、大量の在宅ライターが参加して大量の粗悪な記事を生んでいました。
逆に自分しか書けない体験談や独自の考えなどの記事は上位表示しやすくなっています。

ただし、すべてのまとめ記事が悪いわけではありません。

例えば「ネイバーまとめ」サイトは今でも上位表示しています。
これはなぜかというと、同じまとめサイトでもユーザーにとってメリットのあるサイトであれば存在価値があるからです。

あるテーマに関して、ばらばらにあるサイトを1つ1つ見に行くのは手間がかかるので、それを1つにまとめてあるというのは、意味があることです。
そういう場合には今でも問題ありません。

やってはいけないことは、「利便性のない」誰でも書けるまとめ記事でサイトを作ることです。

7)有料リンクを利用する

上記1)~6)はSEOの内部要素、つまりホームページ内部だけで完結できる話でした。
それに対して7)と8)は外部要素、つまり別サイトからのリンクの話になります。

グーグルは、基本的に多くのサイトからリンクされるサイトは良いサイトと評価します。
リンクされるということは紹介されているということで、人気投票の1つと考えます。
受けたリンクのことをバックリンク又は被リンクと呼びます。

しかし、この考え方を逆手にとって、業者にお金を払ってバックリンクを獲得する(有料リンク)方法が流行りました。
一時期は難関キーワードはこの方法を使わなくては上位表示できなかったぐらいです。

ところが、これは上位表示をお金で買うことになり、グーグルが目指す良いサイトを上位表示することに反していたわけです。

そこでグーグルは有料リンクを禁止して対策を行いました。

現在では、有料リンクを利用すると、利用した方もサービスを提供した方も、ペナルティを受けるようになりました。
また、有料ではなくてもSEO目的のリンクはすべて禁止です。
SEO目的かそうでないかは、リンクしたページやリンクそのものに存在価値があるかどうかで判断しましょう。

ユーザー目線で存在価値があればOKです。

まだ、一部に有料リンクを提供し、利用している人がいます。
グーグルの対策も100%ではないため、一時的にそれがSEO効果を発揮する場合があります。
しかし、それがグーグルに見つかり順位を落とされた場合、2度とそのドメインは上位表示しなくなる可能性があります。

現在では明らかにSEO上、有料リンクを利用するべきではありません。

8)リンク集ページを作成した相互リンク

以前、バックリンクを獲得する有効な手段として「相互リンク」がありました。
これはSEO目的で、相互のサイトをリンクしあうことです。
リンクする場所は「リンク集ページ」といって、他の相互リンクサイトへのリンクが多数並べてあるページです。

現在ではグーグルはこのようなページを作成することを禁止しています。
それは存在価値がないからです。
ユーザーのためになるリンク集ページであれば良いのですが、SEO目的のリンク集ページはユーザーにとって役に立ちません
むしろそのページに行ってしまうことが迷惑です。

ただし、相互リンクのすべてがいけないわけではありません。

相手のサイトを紹介することがユーザーのメリットになるのであれば、それが相互リンクであっても構いません。
ただしこの場合、リンク集ページを作るのではなく、トップページや記事後など、ふさわしい場所に貼るようにしてください。

繰り返しますが、リンク集ページを作成した相互リンクはいけません!

以上、

「SEOで決してやってはいけない8つのこと!2017-2018年版」でした!

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