コロナウイルスによる死者が数名、自粛による自殺者が数十名になる!?

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約2945文字 一般的完読時間 5分

注意)この記事はSEOやWebライティングとは関係ありません。
1つの社会的に意義のある意見表明の記事として掲載します。

新型コロナウイルス感染防止のための自粛が日本中に広がっています。
特に政府による自粛要請が大きな影響を与えました。

私はこの流れは完全にマイナスのスパイラルで最悪の状況になっていると思います。

感染拡大のために最善の策を取らなくてはならないということは理解できます。

しかし、もし感染拡大を防止することだけを考えた最善策を取るのだとすれば、「外出禁止令」や「全ての会社学校を閉鎖」「交通機関停止」「店舗全てを営業停止」にして、医療関係者以外の全員を自宅に隔離する政策をすれば良いのでしょう。

しかしさすがにそこまでやることに賛成する人はいないでしょう。
なぜなら、そうすることによる犠牲があまりにも大きいから。

つまり「最善策」というのは、
感染防止の最善策ではなく、社会全体にとっての最善策
であるべきなのです。経済活動や人の移動の自由をなるべく認めながらも、感染防止が効果的にできることが最善策であるべきです。

ところが現在のムードは、人の活動を厳しく規制すればするほど賞賛され、逆にイベントや会合を強行すると「感染者が出たらどうするんだ!」と批判対象になるという異常事態になっています。

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ではバランスの取れた「最善策」は何なのでしょうか?

それを決めるうえで必要不可欠な判断要素は、次の2つです。

  1. 新型コロナウイルスの危険度
  2. 他のリスクとの比較

1つずつ説明します。

1)新型コロナウイルスの危険度

新型コロナウイルスがまだ未知のウイルスだから、防止を最優先にしなくてはならないという人がいます。

もし完全に未知であれば、その意見も納得できるのですが、実際には既に世界で10万人近くが罹患しており、その重症化率、死亡率が分かってきています。
国内でも200人以上が罹患してそのデータもあります。

いまのところ、危険度は「インフルエンザ並」と評価できます。

さらに、ワクチンがなく治療法もないので恐い、という人がいます。

確かにその通りで現状では治療は対処療法を行うしかありません。
しかし、その対処療法しか行っていないにも関わらず、ほとんどの人は回復しているわけです。
単純にいうと健康で抵抗力のある人は重症化しないということ。

こういう見方もできます。
治療法のない新型コロナと治療法のあるインフルエンザの危険度が同等であるのなら、これからさらに有効な対処療法が見つかれば、リスクはインフルエンザ以下になる可能性があるということ。

ただこれはインフルエンザの場合と同じですが、抵抗力のない人や他の重い病気を持っている人は細心の注意を払う必要があります

2)他のリスクとの比較

世界的にも安全な日本であっても私たちは常に多くのリスクの中で生活しています。
小さなリスクにばかり注意して、より大きなリスクに注意しないということを避けなくてはいけません。
だからこそ、リスクの高さを評価する必要があります。

日本で最も多くの人が亡くなっているのは、がんで年間34万人(年度によって違いますがここでではおおよそのことが分かればいいので細かいことは無視します)

2番目以降は心疾患、脳疾患、肺炎(従来型)。
これらは全て年間10万人以上の死亡者数

注目すべきは肺炎の死亡者数ですね。
ここにはインフルエンザによる場合も含まれていますが、新型ではないので正体が分かっています。
治療法も確立されていると言って良いでしょう。
それでも10万人以上という莫大な人数の方がなくなっているのです。

私たちはこれらがん、心疾患、脳疾患、肺炎には最高度の注意を払う必要があるということを改めて認識しなくてはならないですね。

インフルエンザに関しては、新型コロナウイルスと同様に流行性があるうえ、
症状も似ていることから、ほとんど同じ予防法です。

インフルエンザが流行すれば、数十万人はおろか百万人単位の罹患者になることがあります。
近年は毎年のようにある一定の時期に流行がありますね。

さて、新型コロナウイルスの罹患者は現在増え続けているとはいえ200人台(クルーズ船含まず)
問題が騒がれ始めて2ヶ月が経っています。
死亡者数は数名。

この数字、いかに少ないかが分かると思います。

もちろん、これから「パンデミック」(大流行)になって、一気に増える可能性は否定できません。
しかし、既に政府発表前から過去に類をみないほどの警戒を行っている中、そうなる可能性は低いでしょう。

毎日、患者数が増えている報道を見ると恐怖心が煽られますが、インルフエンザの流行時に同様のことを行えば、ケタが3つほど大きな発表になります。

重要なのは他のリスクとのバランス。

ただただ新たなリスクを抑え込めば良いというものではありません。

経済活動が止まれば、収入が途絶えて生活できなくなる人が大量に発生します。
そうなれば自殺者も増えます。
既に廃業、倒産が出始めています。

昨年までの日本の自殺者数は2万人です。
今年、そこから大きく増えることがないことを望みます。

また、昨年の殺人による死亡者数は300人です。
生活困窮者が増えれば、治安が悪化し強盗や殺人が増えるのは世の常です。

ただなんでもかんでも自粛しろと言っている人はあまりに近視眼的です。

誰よりもどこよりも厳しい政策を行うことが「英断」などというのは愚の骨頂です。「緊急事態宣言」などもってのほか!!

「命より経済を優先するのか?」と言う人は0か100でしか考えられないオバカさん!

次のような事態は笑い話ではありません。

「新型コロナは抑え込んだ。しかし大不況となり人心は疲弊し自殺者が相次ぎ、強盗、殺人などの凶悪犯も急増した」

もし、自分に何も責任はないのに収入が断たれて、苦しみ、絶望している人のことを想像できないのであれば想像力不足です。
自分だけのことであればともかく、大抵は養っている家族がいます。
最悪は最愛の家族を路頭に迷わすことになります。
身近にそういう人がいないとついついその存在を忘れてしましますが、私たちの生活は「金儲け」なくして成り立たないのです!!

抵抗力がないと思われる人はしっかり自粛されると良いと思います。
感染者が多数出た施設の警戒も怠りなく行うべきでしょう。

しかし、心身ともに元気な人は通常の生活の中で手洗い、うがいなどで警戒すれば良いのです。
つまりはインフルエンザの流行時と同じ対応です。

現在の状況は

ウイルスの「パンデミック」ではなく、過度の警戒心のパンデミック

になっているとしか思えません。

ネットのデマを信用してトイレットペーパーやティッシュの買い溜めに走る人たちが増え、どの店も品切れになりました。
発信源はこれで儲けようとする転売業者でした。
過度の恐怖心が利用され、悪質業者の金儲けに協力させられたようなものです!

人は生きているだけで沢山のリスクに囲まれています。

様々な病気以外にも、地震、台風、大雨、交通事故、風呂場でのヒートショックなどなど、数え上げればきりがないほどです。

なのに新しいリスクばかりに気を取られほど「危険」なことはありません!

政府も世論ももっと冷静になって、1日でも早く「日常」に戻ることを切望します!!

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