「読んで良かったと思われる文章」を書くために  行っていること、心がけていること。




約9430文字 一般的完読時間 16分

せっかく書いたあなたの文章。
誰にも読まれなかったらさみしいですよね。 
逆に、自分の発信した「言葉」が、誰かの気付きや行動のきっかけになった時は、心が満たされ、達成感を覚えませんか? 
 

世の中には名コピーなるものがたくさん生まれています。 

「おしりだって洗って欲しい」 

今は普及し尽くしたウォシュレット。
しかし、出始めは「ウォッシュレット」という言葉ですら作られたばかりのもので、そう言われても誰もピンときません。
そこで生まれたのがこの名コピーだったのです。 
 
他にも、経済成長まっただ中、企業に身を投じガムシャラに働くサラリーマンに訴えた栄養ドリンクのキャッチコピー 

「24時間働けますか (リゲイン)」 

 
人間の運命を地獄に突き落とす 

「覚醒剤やめますか。それとも人間やめますか。」 

このコピーは衝撃的でした。
今や、覚せい剤は身近な物になり、普通の学生が手に入れることもできる社会になっています。
かなり危険であることを端的に訴えています。 
 
これらのコピーは、人の心に入り込み、そして、人を様々な行動へといざないます
言葉は、人を感動させ、動かす力を持っているのです。 
 
自分もこのような文章を書くことが出来たら。」 
そう願い、日々努力することは、確実にあなたの文章能力をアップさせてくれることでしょう。

しかし、実際にはどのように鍛えたら良いのか、迷うこともありますよね。 

「読んで良かったと思われる文章」を書けるようになる方法は、世の中にたくさんあると思います。
その中の一つとして、私自身が行っていることや、先輩から教えて頂いたことをお話ししたいと思います。

1. 発想力を豊かにする遊びで日常を楽しむ
2. ターゲットを設定してみよう
3. 人から得られる知識は膨大
4. マンガだって人生の先生になる
5. 文章も人も第一印象が肝心です。
6. リスクを回避することも忘れずに
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1. 発想力を豊かにする遊びで日常を楽しむ


 
まずは、あなたはどのような文章を書きたいと思っていますか? 
「どのような」と言われて、漠然としてしまう方は、あなたが好きな文章を思い出してみて下さい。 
 

・感動する文章 
・人をホンワカさせる癒しの文章 
・知識を与える文章 
・ドキッとさせる衝撃的な文章 

 
例えば、1個のマグカップがあるとします。 
そのマグカップから物語を想像し、作ってみましょう。 

HOT系なら

「大好きなお爺ちゃんの為に孫が陶芸教室で手作りをしたマグカップ。かわいらしい手で、ありがとうの気持ちをいっぱいこめて作る姿が目に浮かびます。」

 

でも、しんみり系なら

「マグカップの隣の冷ややかな空間。つい昨日まではピンク色のおそろいのマグカップが寄り添うように置いてあったのに」

こちらは、別れを感じさせる、さみしく冷ややかな雰囲気が漂うのではないでしょうか。 
 
目についた一つの物を題材に、いろいろなパターンの発想をすることで、一つの想いにとどまらない、様々な見方ができる自分になっていきます。
これは、どこでも、いつでもできる訓練です。
そして、遊びながら想像力が豊かにもなります。
あなたが想い浮かべる物語で、世界をどのようにでも変化させることができるのです。

文章を書く時に、発想力は大きな助けになり、文章に広がりがでてきます。
また、読み手を越える発想力は、驚きや感動を読み手に与え、印象に残る文章となるでしょう。 
 
発想するだけならば、あらゆる事が可能ですし、誰の邪魔にもなりません。
どんな発想でも、思い浮かべるだけなら許されます。
由に、大胆な物語を生むことができ、また一方では自分の固執するパターンや、クセ等もみえはじめることでしょう。 

自分の発想に限界や傾向性を感じ、その見えない壁に苦しむことも出てくるかもしれません。
その時は、一段スキルアップする大チャンスと捉えて下さい。
己を知ることはなによりも成長に繋がります。
そして、今度はこれまで自分の中に無かった物を吸収する時がやってきたのだと思ってください。

 
 

2. ターゲットを設定してみよう

心機一転、大きく飛躍するチャンス!
己の壁を破るもの、それは違うものを受け入れる事、吸収することです。 
誰でもいいです。
他の人に同じマグカップを見せて感じたこと、想像することを聞いてみましょう。
その型の言葉の中に新しい発見があり、違った目を持つことが出来ます。 
 
同じマグカップだって、いろいろな見え方があります。 
持ち手を後ろにし、真正面から見た形は縦長の四角に見えます。
では、今度は真上から見て下さい。
どのような形に見えますか?
今度は円形にちょっと四角い取手のシルエットがプラスされます。 
 
同一の物なのに、見る方向によって違うものは世の中にたくさんあります。
また、考え方もそうです。 
 
例えば、

問題:「マグカップの取手はどちら側についているでしょう?」 
想像でいいのです。右側ですか?それとも左側? 

 

答え:「外側」です。 
フッと笑ってしまうでしょ?
意外に分かっているようで見落としている事ってあるものです。
あなたが見逃していた部分を他の人や物から学びとりましょう。 

さて、次の段階を考えましょう。 

ただ、空想するだけでは、誰にも影響を及ぼすことはできません。
どうして文章を書くかと言うと、誰かに、何か訴えたいことがあるからですよね。 
 
これまでは自由に想像をしていましたが、一段階進んで、訴えるべきターゲットを設定して企画を練ることをはじめましょう。 
ターゲットに関しては、より細かく設定した方が、相手の心に響く文章を書けるようになります。 
 
たとえば、女性のハートを掴みたいとしましょう。 
同じ女性でも、10代の女子と70代の女性では、興味を引くことはかなり違うことは分かりますよね。 
10代であれば、アイドルの話や恋愛事情、デートコース、憧れの男子のタイプは?などなど、女子トークが盛り上がりそうな話題に興味を持ってくれます。 
でも、同じ話題を投げかけても、70代の女性のハートにはひびきません。 
 
では、70代の方の興味を持つ話題何でしょう。
アンチエイジングにつながる化粧法やファッション、健康に役立つ食事や体操。
年金の賢い活用法。孫世代とのやり取りに役立つスマホの簡単活用などはいかがでしょうか。 
 
文章を作る前にぜひ行っておきたいのは、「誰に、どのような事を訴えたいのか」を想像することです。
ターゲットの興味を引く話題や言い回し、共感を呼ぶ事柄などを織り込み、関連づけることで、より、そのターゲットのハートを掴み、心を揺り動かす文章を書くことができます。 
 

相手の立場に立って考え、書くことで、親近感を持ってもらえると共に、信頼感も生まれるから不思議ですよ。 

 

3. 人から得られる知識は膨大

しかし、相手の立場で考えろと言われても、自分は一人の人間であり、体験できる事象にも限りがあります。
しかも、生活している範囲は地球上のほんの一部でしかありません。
そのような自分が相手の立場で物を考える事は簡単なはずもなく、かなり難しく感じるかも知れません。 
 
ただ、自分の周りを見渡せば、かなり多くの人との出会いがありますよね
もし、車好きな友達がいれば、その人から車の知識を得る事ができます。
モテる友達がいれば、男女関係のおもしろい話や異性のハートを仕留める攻略法を聞くことができるかもしれません。。 
 
親や、祖父母と話をする中で、その年代の方の考え方や物の見方を知ることもできます。 
そうです、周りにいる多くの方と交流を図ることは、それだけ多くの経験を自分の物にでき、多くの人生を語ることが出来るようになるのです。 
 

しかし、ひとつ、人から考え方をいただくにはコツがいります。

その人の話に興味を持ち、つっこんで詳しく聞く、取材者のような気持を持つことが大切です。 
また、つっこむことで、意外な新しい表現が飛び出す事があります。 

葬儀屋を営んでいる友人との会話からわかったこと 

私「葬儀屋は24時間体制だし大変じゃない?」 
友人「営業しなくてもイイから楽だよ。葬儀どうですか?なんて営業できないからね」 
私「じゃあ、葬儀が無い時は何をしているの?」 
友人「仏具をピカピカに磨いてるんだ」 
私「死って嫌なものだから嫌われる?」 
友人「逆だよ。感謝される。身内が亡くなってどうしていいか分からなかったけど、おかげで滞りなく送ることができた。よくやってくれたって。」 
私「どんな時、良かったって思えるの?」 
友人「葬儀が終わった後、『ありがとう』って1000円札の束を渡される時。ジーンとくるね。」 
私「1000円札?」 
友人「お香典を集め、支払いをしてくれるのさ。この1000円札には皆の想いもつまっているから、あたたかい重みを感じるよ」 

 
それまでは、葬儀屋って大変というイメージしかなかったワケです。
どうでしょう。
ちょっと魅かれる仕事に思えてきませんか? 

人って、誰もが「自分が主役」です。 

人生という舞台に立って居るのは自分。
自分を中心にして、さまざまな物語が進行しているワケです。
主役だから、大抵の場合は、自分がスムーズに生きていける方法を模索し、物語は進行していきます。 
 
では、その舞台上に登場する脇役の皆さんをどう扱いますか? 
それは主役次第。彼氏や彼女、親や兄弟など、自分にとって大切な人は助演俳優というところでしょうか。
でも、そこで、通行人程度の人がいたとします。
その人をそのまま見逃せば何も変化はおこりません。
でも、もし、主役が絡めばその通行人の人は人生劇場での出番が増えるワケです。 
 
逆に考えると、みなさん、それぞれが、それぞれの人生劇場の主役になっています。
平穏無事に育って生活している人なんているでしょうか?
みなさん、何でもないような表情をしていても、(自分もそうですが)内に秘めた苦労、喜び、努力・・・いろいろな経験・体験や知識をもっています。 
 自分の舞台と、誰かの舞台をくっつけることで、自分が経験していない事をいっぱい取り入れる事ができて、かなりスゴイ刺激になりますよね。 
 
相手に興味を持つこと。誰かの事を知りたいと思う事
これって、人生の知識や幅をかなり広げてくれます。
それに、相手のことを何かの舞台の主役、と捉えることで、コチラも接し方が変わりますし、情報もどんどん欲しくなってきます。 

人を大切にし、通行人だった人をも主役に近い人と捉えて接する気持。
これって相手にも通じるのですね。自分に足りない知識など、与え教えてくれるようになります。
自分の文章ネタを広げることにもなりますから、良い経験も悪い経験も、与えてくれる方々に対して感謝の気持ちを忘れないようにしています。 

 

4. マンガだって人生の先生になる


 
また、見識を広げることは対人ではなくても出来ます
みなさんのなかには、他人とコミュニケーションをとることが苦手な方もいらっしゃることでしょう。
発想の広がりから言えば、他人は外せない要素ではありますが、知識や体験などは人からだけではなく、物からも学びとることができます。 
 

「人」は分かるけれど、「物」って何? 
「人」は他人様、「物」とは、映画、書籍などなど。 
マンガだって学ぶことはたくさんありますよ。

 
 
たとえば、映画を数多く見ることで、自分では経験できない世界を知り、時には自分とは異なる反応があることに気付くはず。
また、本を読んだり、飲食店で他の席に座っている方達の会話に耳を傾けたりすることも、いろいろな人生を感じるし、情報収集の役に立ちます

おすすめは、新聞の一面の下に掲載されているコラムです。
朝日新聞の「天声人語」は有名ですよね。
日本経済新聞なら「春秋」、産経新聞なら「産経抄」などなど、各新聞社のコラムには、興味をそそる内容がフレキシブルに掲載されています。 
 
その時々の季節や話題などにも接しながらも、ニュースにこだわらず、人としての生き方や考え方など面白い内容がいっぱい。 
 
例えば、向井千秋さん。
日本人女性初の宇宙飛行士として有名ですが、彼女が宇宙飛行士になったきっかけは、「宇宙飛行士募集」という小さな小さな求人広告でした。
それは、1983年ある日に宇宙開発事業団(現在は宇宙航空研究開発機構)が出した募集記事です。 
 
たとえ小さくとも、世の中には宇宙飛行士になりたい!と憧れる人はたくさんいるだろうから、1000人ぐらいは応募があるだろうと宇宙開発事業団(宇宙航空研究開発機構)は考えていました。
しかし、ふたを開けてみれば、応募者は向井千秋さんただ一人だけだったのです。 
なんという確率!不思議な出来事でしょう? 
 
悲しいニュースや悲惨なニュースが多い中、明るい話題、前向きな話題がコラムには頻繁に書かれています。
読んだ後は、知り得た豆知識にうれしくなりますし、気持も晴れやかになります。 
 
今、企業や学校でも、3分間スピーチというような、一人一人が発言する機会を作っているようです。
そのような時に、短文でしっかり内容もあるコラムを引用すれば、まとまっていて重宝しますよね。
コラムのように内容が充実していて、人を楽しませる記事を書くことができたらと、コラムを読んでお手本にしています。 
 
 
自分では経験できていない人生を周りからおすそわけしてもらう。
それが、あなたの物を見る目をさらに養ってくれることでしょう。 
 

さて、最初に話しに登場したマグカップ。

また、他のどのような商品やイベントなどでもかまいません。
子供、若い女性・男性、年配の男性・女性、それぞれに、アピールする文章を考えてみてください。 
 

そして、周りの方にどのくらい訴える力があるのか、感想を聞いてみるといいですよ。
「これ、欲しくなっちゃった!」そう言ってもらえる文章がかけたら、それだけ文章力がアップしたということです。 

 
  

5. 文章も人も第一印象が肝心です。

しかし、読んでもらえれば、とても良い文章なのに、誰も読もうとしなければ、ただの文字の羅列でしかありません。 
 
次に鍛えたいのは、人に読んでもらえるようにすること! 
人を文章に引き込む為のキャッチコピーと文章の出だしを考えましょう。 
 
キャッチコピーはかなり短い文章です。 
しかし、そこで勝負が決まると考えて下さい。

いかに、読み手の心を惹きつけるか。
あなたが一番アピールしたいことは何ですか?  
 
人は、いろいろな文章の中から一つを選んで読みだします。
しかし、読み始めて本なら数ページ、ネットの画面では数行足らずで、もっと読もうか、どうしようかを判断することが多いと思いますがいかがでしょう? 
 
特に、Webの画面には、同じようなキーワードで、いくつもの候補となる文章がでてきます。
読みにくかったり、自分の求める物ではなかったりしたら?
貴重な時間をそこに費やすよりも、もっと自分に合った文章のページにスグに飛び移ってしまうでしょう。 
 
人を呼び込む力強いキャッチフレーズ、そして、文章のなかへと引き込む見出だしが大切です。
これからどのような展開になるのかというドキドキ、ワクワクできる期待感をそがないようにしなければなりません。 
 
例えば、人の気を惹くキャッチコピーとして、商品の宣伝などで多く見られる手法は、問題解決のアピール! 
 
化粧品なら 

「マイナス5歳肌」
「しっとり、うっとり、お嬢様フェイス。」

 

家の中に居ても、外に出ても、世の中の至るところに広告は溢れています。
看板、チラシ、ポスター、雑誌etc.
今、私たちが生きているこの世界は、文章に満ち溢れ、これらを目にする事で多くの情報を得る事が出来るし、学ぶ事ができます
(日頃から気になった言葉や思いついた言葉等をメモ出来るようにしておくといいですね。) 
 
周りの世界にあふれているこれらの多くの文章から、私たちは読み手として、何を選ぶでしょう? 
そうです、自分にとって、『役に立つ、プラス効果のある物』に興味を持ち、知りたい!と欲求します。 
 
そして、メリハリのある軽快なテンポの文章に惹かれます。
いわゆる起承転結の上手な文章ですね。
人を飽きさせない工夫をする事が大切です。 

ただ、一つ興味深いことに、Webでは、読んで得か損かという判断が「最初に得られること」を望まれます。
エサで釣るわけではありませんが、軽くジャブを入れる「結」を初めにちらつかせ、そこから取り込む方法を用いることも効果的です。 
 
自分の中にある、読み手にとってプラスになる情報を発信することで、初めはその文章に書いてある知恵や情報を必要とする人が、興味を持って読み始めてくれるでしょう。
人は、文章を読んで、共感できることに出会えると親近感を覚え、嬉しくなります。
さらに、その中で新しい気付きに出会えたり、悩んでいた事が解決できたりすると、得した気分になれます。 
 
だから、この文章を読んで良かった!という事になるのです。 
 
 
しかし、世の中に訴えたいこと、アピールしたいことは他にもたくさんあります。
もしかすると、それは他の人にとって、そのような物にはまったく関心がないものや、知りもしなかった事もあるでしょう。 
 
では、興味も何もないフラットな状態から人を振り向かせるには? 

一目見て、ドキッとさせるような、印象に残る文章に魅かれます。

見る人のハートにひびく文章とはどのようなものでしょう。

 

人には喜怒哀楽があります。
それぞれ、心が揺さぶられた時に、ハッキリとその様相が浮かびあがりますよね。
『人の喜怒哀楽からヒントを得る』。
心の底からでた言葉には、人を引き付ける力があります。 
 
例えば、路上駐車が多いために道幅が狭く、救急車が通れない状態なっているとしましょう。
それを見てあなたはどう思いますか? 
 
「路上駐車なんて、迷惑だなぁ」 
「邪魔な車は、警察呼んでレッカーで運べばいい」 

でも、救急車の進行で今まさに自分の家族の生死が問われている状態だとしたら 

「バカヤローッ!そのままつっこめ!!」と叫んで車ごとぶつけてやりたい気分ですよね。 
 
このようなケースの事を訴える文書の書きだしとして、
「ある日、困ったことに出会いました」
という言葉で始まる文章と、
「バカヤローッ!! 車ごとぶっつぶしてやれっ!と叫ぶ自分の声が響きわたった。」
という書き始めの文章では、どちらが読み手の心を惹きつけるでしょうか。 
 
人が発する言葉にはかなりのパワーが秘められています。
取材をすると、それがすごくわかります。
人が何気なく吐きだした本音の言葉、こちらでは、考えもしなかった言葉がポンポン出てきて、「あっ、コレ使おう!」とひらめくこともあります。
もともと自分の中にはなかった宝の言葉ですよね。 
 
宝の言葉は、人が感動したり、ドン底に落ちたり、怒りの炎が爆発した時にもかなりの確率で出て来ます。
自分は表現がとぼしい、そう思っても、人の喜怒哀楽に出会う機会はゴマンとありますよね。
そして、それは、同じ経験をしたことのある人には大きな共感を呼び、また、未経験の人にとっては衝撃的な言葉に聞こえるでしょう。 
 
そのようなチャンスに恵まれた時、宝の言葉をしっかりキャッチして、文章に活かす方法はとても効き目がありますよ。 

また、文章をどの書体で表すかによって、読み手に与える印象も変化します。

例えば筆で書いた字に似ている明朝体は、柔らかいイメージで読みやすいため、長文や本文用に用いられます。
もし、これが相撲の番付表の文字に似た江戸文字(勘亭流)だったらどうでしょう?
見出しなどの大きな字であればインパクトがあって目を引きますね。
しかし、本文用の文字に使われたとしたら、空間が少なく文字がつぶれて見えます。
最後まで読む気にはならないでしょう。

また、明朝体と並び、見やすい書体としてゴシック体があげられます。
ゴシック体は縦横の線が均一なので、明朝体よりも力強い印象があります。
しかし、小さな文字などの場合は明朝体よりもゴシック体の方が読みやすいという利点もあり、今ではゴシック体が主流となってきました。

私たちの周りには、広告や看板、WEBサイトなど文字によってさまざまな事が伝えられていますが、書体を選ぶことで視覚的に印象づけ、より効果的なアピールをすることができるのです。 
 
このように、視覚に飛び込んでくる、興味をそそる見出しや書体が人を惹きつけてくれます。
文章も人と同じで見た目の第一印象が肝心です。

何もないフラットな状態から、人から選ばれる文章を書けた時、あなたの文章は多大な影響力を持つようになります。 

ただ、気をつけなくてはならないのは、いくらインパクトがあっても人を中傷したり、不幸に陥れたりするマイナスの文章は避ける事。
そうでなくても、世間には様々な考え方の人がいますから、批判が来ることも当然あります。
そのような時のリスク管理の知識も、今はとても重要です。

6. リスクを回避することも忘れずに

時事問題は特にそうではないでしょうか? 
たとえば、EU諸国の難民受け入れ問題を考えてみましょう。 
ドイツは、積極的に難民を受け入れ、守ってくれる国として話題に上がっています。
一説には、ナチスドイツ時代の反省から、難民を受け入れていると言われ、また、ある意見では、EU加盟国の中で優れた貿易黒字を記録しており、ドイツ連邦政府の財政も黒字であるから、という事も語られています。そのようなドイツの人道支援を頼みに、かなりの数の難民がドイツに押し寄せて来ました。 
 
難民にとっては救いの神。
しかし、ドイツにとっては問題勃発です。
実際にはあまりの多さに、受け入れ施設もいっぱいになり、人手不足や予算オーバーにおわれたりして、国民からの不満も湧きあがってしまいました。 
 
一見、すばらしい行為に思われる難民の救済ですが、それによって、今度は困難に陥る人たちもでています。
このように、プラスだけではなく、マイナス面も考え併せた上で、語らなければいけないことは数多くあることでしょう。 
 
あらゆる意見を見聞きし、自分が書き上げた文章への批評も想定したうえで、慎重に言葉を選ばなければ、予想外の方向から炎上が起き、慌てふためくことにもなりかねません。 

人の常識も、人それぞれ。
生まれや育ちによっても考え方は違いますし、国境をまたげば、さらに考え方の違いは際立ち、知らず知らずの内に誤解を生むケースも!多くの視点を持ち、考察することも必要になります。 
 
一旦、炎上してしまったら、それまで培ってきた努力は一瞬にして破壊されてしまう危険だってありますから充分気をつけたいところです。 
 
逆に、「ありがとう」という言葉を聞いて怒る人はいません。
それどころか、あったかい気持ちになるでしょう。
「人に役立つ、プラス効果のある文章」は多くの人を魅了するのです。 
 
そして、相手の気持ちにヒットする文章が多くあればあるほど、読み手は「あなたが書いた物」としての文章に価値を見出してくれるようになります。
そうです、あなたのファンです。

「読んで良かったと思われる文章」は、人の心に灯りをともす、価値の高い物。
ぜひ、素敵な文章を生み出して下さい。 

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