キーワード選びは5ステップを踏めばうまくいく!

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約3822文字 一般的完読時間 7分

SEOで成功して売上を上げていくためには、適確なキーワード選びが必須です。

これに成功すると、最小限の労力と時間で上位表示して、一気に売上が上がることになります。
逆に失敗すると、折角上位表示しても、アクセスがない、あっても売上に結びつかないということになります。

それだけ重要なキーワード選びですので、慎重に行う必要があります。

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まず、キーワード選択の3つのポイントは下記です。

(1)全国レベルは狙わないのが基本

初心者ほど、上位表示が難しい全国レベルのビッグキーワードを狙いたがります。
(ビッグキーワードとは概ね月間検索数10万件以上のキーワードを言います。)
しかし、ビッグキーワードは既に長年SEOを継続してきた上級者が独占している場合がほとんどです。
少なくとも最初は2語、3語の複合語や地域キーワードなどのスモール又はミドルキーワードから狙いましょう。

(2)利用者の思考や行動を徹底的に想像する

キーワードはただ思いつくだけのものでしたら、すでにライバルがひしめいています。
またサービス提供者として考えた場合はすぐに限界がきます。
あくまで検索するのは利用者なのですから、利用者になりきって考えるということが必要です。
そうすることによって、重要なのに通常は思いつかないキーワードが浮かぶものです。

(3)きちんと類語検索をする

ツールなどを利用して、きちんと類語検索をしましょう。
詳細は下記5ステップの第1ステップを参考にしてください。

それではキーワード選びの5ステップをお示ししますので、ぜひこの流れで行ってください。
ただし、サイトの内容や目的に応じて、ここに書かれていること全てを行わなくてはならないわけではありません。


1)可能性のあるキーワードをすべて洗い出す

※画像はサンプルです

関連する上位表示したいキーワードをすべて洗い出してください。
日本語には、漢字、ひらがな、カタカナがあるうえ、送り仮名表記も様々です。
どれを選ぶかによって大きく結果が変わる場合があるので、取りこぼしなく選ぶ必要があります。

複数のキーワードが含まれている場合、その順番にも留意しましょう。
通常考えつく語句だけでなく、対象ユーザーの思考や行動を徹底的に考えて、可能性のあるものを抽出してください。

それが終わったら、下記に従って類語検索を行ってください。

・グーグルサジェスチョン

グーグルの検索窓に思いつくキーワードを入力し始めると、その後にキーワード候補が表れます。
これはあなたが以前検索したか、検索数が多いキーワードです。

・ヤフー虫眼鏡

ヤフー虫眼鏡は、グーグルサジェスチョンのヤフー版です。
こちらでも調べましょう。

・検索エンジン関連語表示

検索結果に類語が表示されます。
グーグルでは下部に「○○に関連する検索キーワード」として。
ヤフーでは上部と下部に類語が表示されます。

・類語検索ツール
WEBLIO類語検索
http://thesaurus.weblio.jp/content/%E6%A4%9C%E7%B4%A2

・共起語検索
(http://neoinspire.net/cooccur/)
共起語とは、あるキーワードが使われる場合に多く利用されるキーワードのことです。
例えば「SEO」の共起語は「検索」「サイト」「キーワード」、「選挙」の共起語は「投票」「議員」などです。
共起語が多く使用されている文章は中味が充実している場合が多く、上位表示しやすい傾向にあります。

共起語検索
http://neoinspire.net/cooccur/

そして近年の検索傾向は「感情検索」が増えており、気持や願望をそのまま検索するようになっています。
日本語として正しい、間違っている関係なく、頭に浮かんだそのままで検索することが多いことも留意しましょう。

例えば英会話のサイトであれば、英会話を習いた人はどういう人かを考えます。
すると、一般教養として習いたい人もいれば、留学に興味がある人、検定試験を受ける人、海外旅行に行く人、国際結婚を考えている人など様々です。
これらの人が検索する語句を徹底的に考えるのです。

「留学 英会話」
などの正式な言葉はもちろん、
「留学したい」
などの感情検索や、
「英語方法」
など日本語としておかしいものまで考えるようにしましょう。

2)それぞれの月間検索数を調べる

可能性のあるすべてのキーワードを抽出したら、それぞれの月間検索数を調べます。

※画像はサンプルです。実際の数値とは異なります

調べるツールは無料で誰でも利用できるグーグルプランナーです。
グーグルは現在日本の検索エンジンの圧倒的なシェアを誇る会社。
(ヤフーはグーグルの検索エンジンを使用しています)
ですから、現状日本で検索エンジン対策といえば、グーグル対策のことです。
そのグーグルが提供しているサービスは他のどんな会社が提供しているサービスより信頼性が高いので、それを積極的に活用しましょう。

グーグルプランナーは、グーグルアドワーズにログインすることによって使用できます。
だからアドワーズのアカウントを取得しなくてはいけませんが、無料で簡単にできます。

グーグルアドワーズ⇒ https://www.google.co.jp/adwords/

アドワーズにログインして、上部メニューの一番右の「運用ツール」をクリックします。
すると新たなメニューが開きますので、そこの「キーワードプランナー」をクリックします。
次の表示画面の「検索ボリュームと傾向を取得」をクリック。
表示された空欄に、キーワードを入れて調べます。

3)「推奨単価」を調べる

※画像はサンプルです。実際の数値とは異なります

上記の方法で月間検索数を調べると、その右に推奨単価が表示されます。
これはアドワーズ(PPC広告)の推奨単価で、高ければ高いほど“お金になる”キーワードと判断できます。
ですから、基本的に推奨単価が高いキーワードを優先することになります。

4)検索数のトレンドを調べる

※画像はサンプルです。実際の数値とは異なります

検索数というのは時と共に変化します。
2004年からの検索数の推移がわかるのがグーグルトレンドです。
これも無料で誰でもすぐに利用できます。
アカウント登録も必要ありません。

グーグルトレンド⇒ https://trends.google.co.jp/trends/

これで調べてみるとわかりますが、検索数が大きく伸びているものから、大きく減っているものまで様々です。
例え現在検索数が多くても、トレンドが漸減傾向だと今後さらに減る可能性があります。
優先順位を下げた方が良いかもしれません。
逆に現在検索数が少なくても、トレンドが急増傾向だと今後も増える可能性が高いといえます。
狙うべきキーワードといえるでしょう。

特に重要なのは過去10年の推移です。
表には次のように5つに分けて記載して下さい。

・ほぼ変わらず
・大きく増えている
・少し増えている
・大きく減っている
・少し減っている

上記「大きい」「小さい」の明確な基準はありませんが、目安として「大きい」が過去10年で5倍以上、「小さい」が2~4倍ぐらいで考えると良いでしょう。

5)メインとサブに分けてキーワードを決める

※画像はサンプルです。実際の数値とは異なります

データがすべて出そろったら、キーワードの優先順位を決めます。
決める要因は次の4つです。

(1)成約につながるか

自社サイトにどれだけ見合ったキーワードかが重要です。

(2)検索数が多いか

検索数が多いほど有望ですが、その場合ライバルが多いことも加味して考えましょう。
検索数が少なめであっても、ライバルが誰も狙っていないキーワードでしたら有望です。

(3)お金になるか

基本的に上記の「推奨単価」が高い方が優先されます。
例えライバルが多くても、PPC広告と違ってSEOは無料でできるものなので、構わず狙うことができます。

(4)検索トレンドはどうか

検索トレンドが増加傾向にあるものほど優先しましょう。
特に数年前までほとんど検索されていなかったが、その後急増しているキーワードはライバルが少ないのに反応率が高い「お宝キーワード」である可能性が高いです。

以上4点すべてを視野に入れ、総合的に判断します。

特に成約に直接結びつくメインキーワードは2~3個にします。
あまり多いとパワーが分散してどれも中途半端な上位表示になりやすいです。
等分に多くのキーワードを狙いすぎると、全てが11位以下(2ページ目)などというもったいないことになりかねません。
最初は2~3個にしてそれらが上位表示してからさらに増やせば良いのです。
そのメインの他にサブキーワードを選びます。

トップページで狙うのはせいぜい5~10個ですが、サブページでは原則1ページ1キーワードを狙います。
だからページ数が多いほど狙えるキーワードが増えることになります。

ちなみにここでいう「キーワード数」は順番を問わないこととします。
例えば「東京 整体」と「整体 東京」はどちらも同時に狙えますので、1キーワードとして数えます。
ここまでエクセルで表にして、優先順位をつけておけば、最初の段階では狙わないと決めたものでも、後になって利用できることにつながります。

また、この表は最初から完璧なものを求める必要はありません。
ホームページを運営していく中で、思考を深め追加してブラッシュアップをしていけば良いのです。

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