誤解だらけのちまたの「まとめ記事」(キュレーションサイト)解説




約1890文字 一般的完読時間 3分

昨年末から、
ネット上で「まとめサイト」(キュレーションサイト)に関する話題が
沸騰しました。

DeNAが運営していた「ウェルク」(WELQ)に端を発した問題は、サイト運営者だけでなく一般ユーザーがサイト運営に関心を持つことになりました。

ただし、この問題に対する文章内容に間違いや勘違いが凄く多い!

ここでしっかりと間違いを訂正したいと思います。

いわば「間違った記事を公開するなんてけしからん」
と言っている記事が間違っているという結果です。。。

次の3点に分けて解説します。

1)まとめ記事やまとめサイトなんかけしからん!
2)他人の文章をリライトするなんてけしからん!
3)引用するなんてけしからん!
スポンサーリンク




1)まとめ記事やまとめサイトなんかけしからん!

近年はNAVERをはじめとするまとめ記事が多くなりました。
そのうえ、検索で上位表示することが多いので、非常に目立つ存在になりました。
まとめ記事が上位表示する理由は、簡単です。

人気があるから。

1つの事を調べたいときに、いちいち色々なサイトを見回るのと比べると、まとめサイト1つを見れば済むというのはラクなので、ユーザーのとってはありがたい存在です。
そのため、多くのユーザーが頻繁に見に来て参考にしているためにグーグルが評価しているのです。

また、専門家が書いた難しい文章を分かりやすくまとめることができるのもまとめ記事の長所。
「NAVERまとめ」はタイトルは他人の記事をそのままパクったものですが、大抵は大元にリンクが貼られています。

本来であれば、タイトルをパクられるのは著作権侵害に当たりますが、「NAVERまとめ」に掲載されることで、自分のブログへのアクセスが増えることから、あまり問題にはなりませんでした。
ところが、WELQなどのまとめ記事では、内容そのものがパクられたうえに、引用表記もリンクもないために大きな問題になりました。

つまり、まとめ記事やまとめサイトが悪いのではなく、著作権侵害を引き起こすような記事やサイトが悪いのです。

今回の問題で、まとめ記事すべてがイカサマのように言われているのがありましたがそうではありません。

他人の権利を侵害することなく、1記事で網羅的にまとめて分かりやすく書かれた「まとめ記事」は、非常に役立つものです。

2)他人の文章をリライトするなんてけしからん!

いえいえ、リライトならいいんです!
リライトの意味は
「書き直す」「書き換える」
ということ。

リライトとは、他の文章を参考にして、その内容を自分の言葉に置き換えて、自分の文章として書くこと。
つまり、これだとオリジナルの文章になります。

ただし、凄く時間がかかります。

最初から自分の頭の中で考えて書くのと、時間的にあまり変わりません。
だから、リライトというのは、参考文章とは別のオリジナル文章になりますが、時間と手間ががかかるものなのです。

これに対して、「盗用」「転載」「転用」「パクリ」というのは、著作権侵害が疑われるものです。

DeNAの指示書に、きっちりと正しいことが書かれていれば、かなり世間の見る目も変わったでしょう。
しかし、実際には、どう簡単に楽してオリジナルに見せかけるかということが書かれていました。

「修飾語の順番を変えたり、文末を変えたりする」
「内容ごとに別の複数の文章を参考にして書けば見つかりにくい」

まさにどうすればパクリを巧みに行うかの指南書と取られてもおかしくないものでした。

ただし、写真やイラストなどの画像であれば、無断使用として、すぐにわかりますが、文章はわかりにくいものです。

文章の一部が同じだとしても、偶然の場合もあれば、周知のノウハウのように誰が書いても同様の文章になりやすい場合もあります。
ですので、「パクられた!」と言っている人のことを鵜呑みにするべきではなく、「疑いを持つ」にとどめておくべきです。

3)引用するなんてけしからん!

引用自体に問題はありません!
正当な引用であれば全く問題ないのです。

ただし、その方法や書き方によっては、問題になります。

引用の際には次の4つの注意点があります。

大きくかけはなれると引用ではなく転載などになってしまいます。

●引用を行う「必然性」
●本文と比べ引用部分が従属しているという「主従関係」
●引用部分とそれ以外の部分の「明確な区別」
●引用元の著作者名など「出典の明示」
(参考)最判昭和55年3月28日 「パロディー事件」

文章の中に引用を入れるのは、文章内容を補強し分かりやすくする意味で、有効なことが多々あります。
上記4つが満たされているのであれば、積極的に引用しても構いません。

この記事が気に入ったら
いいね!しよう

最新情報をお届けします

Twitterでフォローしよう!

スポンサーリンク